善意の強要(ボランティアの定義)

今年、2020年で阪神淡路大震災から25年。すでにその後に生まれた人が仕事を持っているのが当たり前の時代に入っていることからしても、時の流れを感じる。あの震災が、事実上の日本におけるボランティアの目覚めの年と言われてもおかしくないだろう。 その後…

覚える気力

話を聞いてもメモを取らない、取ろうとしない人がすくなからずいる。そんな人に限って、後から同じ事を繰り返して質問してくる。すでに説明済みの事をもう一度聞いてくる。 いや、理解できないという人もいるのは確かだ。であるからこそ、少なくとも初回は時…

対象となる時間

1時間かかって仕事をした人に、1時間分の対価を払う。たとえば時給1500円ならば1500円。2時間かかったならば3000円。これは理解されるだろうし、多くのアルバイトなどにおいて支払われている前提がこれだろう。 他方、普通の人に頼めば2時間かかるが、よりそ…

自分で精一杯

自分の信じることをどこまで貫くことができるのか。 AIの時代だ、人間の仕事が無くなる…と言われている反面、人手不足だの、新しい人が入ってこない…と相反する現場の声も聞こえる。 昔に比べれば良くなったであろう人材流動性も、まだまだ足りていないとい…

時間の制約

かなり長い時間が空いてしまったけれど、書くことがなくなったわけではない。むしろ書きたいことは日々いろいろ出てきているのも事実。ただ、これまでの様な頻度での更新はかなり難しいかもしれない事情が出てきたのも事実。 ただ、それは送り出す方のいいわ…

やりやすくなってしなくなる

いつでも会える仲間とは、日ごろから、そうそう詳しい話などしない。しかし、その仲間と別れることになると分かったら、たとえば学校を卒業したり、プロジェクトが解散したりすると、とたんに頻繁にまた会おうといい始めることがある。 いつでもできることは…

何に注目しているのか

スポーツなどで、「日本戦」が注目されるのは良く分かる。ある意味、日本が戦って勝ち抜けるのか、日本全体が一丸になりやすい状況の一つでもある。なので昨今のラグビーもそうだし、サッカーワールドカップ、夏冬のオリンピックなどが典型例だろう。 だが、…

ストックとフロー

9月、そして今回の10月の台風の襲来で、首都圏は大きな被害を受けた。いまだ復興途中の方もいらっしゃると思うのでお見舞い申し上げたい。 とは言え、さすがに9月にあったばかりの後でのこの10月の台風であったこともあり、直撃する前の準備はみなさん怠りな…

中にいる者には全体が

何かが変わりつつあったり、大きな変化が起きているとき、それは、その中にいると何かわけがわからずに大混乱をしているだけだったりもする事が多い。が、俯瞰的に見ている人にはそれが見えていて、そして、結果的に、時間がある程度たった後で、全体を見直…

与えられることに慣れてしまうと

何かものごとを与えられることになれてしまうと、一部の人は別にして、それは早晩支配される方向へと動き出す。 仕事を与えられる。 食料を与えられる。 価値を与えられる。 自由を与えられる。 いずれにしても、与えられているうちは、「それが当たり前」と…

社会としてのリスクのしわ寄せ

小さい子供が体調を崩したら、代わりに面倒を見られるか、仕事を抜けずに済ませるか? そもそも面接時にそんなことを聞くということ自体が、その会社のスタンスを表しているといってもいいだろう。それほどに「その会社はギリギリで回さなければならないほど…

非合理的な僕ら

常に合理的に判断して、一番いい手、一番いい対応を取ろうと努力したところで、所詮は大した判断ができていない、それが多分僕ら。 その一つの理由が、常に「不完全情報下」にあるという事。見えている、知っている情報は、所詮不完全だ。その中において判断…

解答への道

日本の(特に)義務教育は、解答を覚える事が多かった。であるからこその「詰め込み」などと揶揄される教育方法が、たびたび問題になってきた。 たとえ数学であったとしても、その方程式を解く「一般的な方法」を覚えるというよりも、その操作方法を学んでい…

日本の変化

いくつかのBlogの記事でこうしたものを見かけた。 事務所に新たに派遣社員さんが入った。Excel等を使いこなすすべにたけており、既存のファイルをしっかりと分析したうえで、マクロを駆使して、作業の効率を測った。いわば作業効率を向上させたわけだ。結果…

そりの合わない奴とは

弁天様のような人でもない限り、万人に笑顔を振りまけるわけはない。自分とそりの合わない奴、馬が合わない奴は必ずいる。こうした人々とどう付き合うのか、永遠の課題かもしれないけれど、結果的に人はずっとこれと対峙しているのではないだろうか。 大きな…

議論が嫌いな人

違う意見を持つ人々がいるのは当然だ。であるからこそ、何が違うのか、どこが違うのか、違いの大きさはどれくらいなのか、折り合えるところは無いのか、実は違う視点で見ていることで両者ともにWin-Winの解決策があったりしないのか?こうしたことを明らかに…

分かっているのに対処しない

仕事ができない奴は確かに居る。 仕事を与え、これを成し遂げてくれと伝えても、思ったように動かない…たぶん、動けない。そこで、途中でどうなっているのかと聞くと…。 「これと、これをやる予定つもりですが、なかなかうまくいっていない…」とコメントが。…

勝ち

勝ち組って何ですかね。何が「勝った!」なんでしょう? 人生なんて、明日にはどうなっているか全くわからないもの。 となると、「勝つ入れ物」、いわゆる大企業とか、強いチームに入り込んでしまえばハイ終わり、であればいいだけじゃないのは、もう皆さん…

想定できない、したくない人たち

最悪なこと、悪い事、こうしたことを考えられない人々がいる。もしかしたらこうなるかもしれない、もしかするとこんな悪いことに…。これらを「考える事」に意味があるのだが、それが嫌いな人の一部は、「そもそも考えちゃったら起きるかもしれない」と、恐怖…

国家間でのジレンマ

ビジネス書には様々な有名なものがある。20年ほど前?に流行った一冊「イノベーションのジレンマ」というのをご存知の方もいらっしゃることだろう。 詳しくは中身を読んでいただくのがもっとも近道なのだけれど、ハードディスク製造業者が、現行技術をどこま…

スキマ時間2

先日は、「スキマ時間」として、どんどんと情報を取り入れる、受け入れる方向で皆が動いているという話を書いたのだけれど、どうも年代別に傾向もあるらしい。 それは、Webの記事を読んでいる人、SNSでコミュニケーションをしている人、あまり難しくない系(…

ギスギス

社会生活をしていると、なんでこの人こんなに非礼なの?とか、人の行動が気になったりとか、そんな人ばかりだ…と腹立たしくなる人もいるだろう。そこで黙って我慢することもあれば、一言いっておこうとしたりする。だが、一言いったばっかりに、とんでもない…

スキマ時間

ここ10年で明らかになくなりつつあるもの、そのひとつが「スキマ時間」ではないだろうか?もっとべたに行ってしまえば「ボーっとする時間」「考えない時間」だ。 関東近県においては、通勤通学列車を見れば一目瞭然。昔なら、本も手にせず、新聞も読まず、イ…

理解というコスト低減法

社会人になって最初にわからなかったのが「どの保険に入るべきか」という事。そもそも保険の仕組みとか、補償内容とかがきちんと理解されていなかったりすると、まったくわからない。であるがために、無駄に大きな掛け金の保険に入ったり、小さな掛け捨てを…

ここ最近、言わなくなった事

昔に比べてあまり聞く機会が減った言説は、「年金は払い損だ」という事。言い換えれば、「年金として、支払ったものに対して、戻りが少ない(から、加入しても損だ)。」という事を言わなくなり始めていないだろうか。 年金財政は、日本という国が抱える根源…

代わりはすぐには見つからないよ

現状の日本で明らかに足りなくなり始めているのは、働く工数だろう。もっと言えば、効率よく働いてくれる「働き手」だ。それを頭に入れて置いたうえで…。 ひところよりは下火になっている感もあるけれど、それでもずっとあり続ける企業、それがブラック企業…

歴史的瞬間

韓国との関係性は、昔から絶好調の時期などなかったのだけれど、それにしてもこの1年ほどの関係悪化は痛ましいものが。 双方どちらにも理由がありそうだし、個人的にどちらかに肩入れするというつもりもないけれど、ルールに従う、現実に従うということを横…

未来の日本のサイバーな夏

今年の夏休みも終わり、二学期が始まった。夏休みといえば、花火大会や、盆踊りなどなど、地域行事などがいろいろある場合があるけれど。とくに「盆踊り」都会においては異様な状況になりつつあるというのを聞いた。 運動会の音などでさえ「うるさい」と苦情…

100点満点の世界

小学校のテストは、基本、きちんと落ち着いて考えることで、誰もがほぼ満点、100点を取れるように設計されている…と聞いたことがある。 だが当然、これがその後もずっと続くわけもなく、中学では100点はむつかしくなり、高校でも(学校レベルに寄るだろうけ…

仕事はそうかもしれないが

仕事現場では、効率を追求されることが多い昨今、みなさん、成果は出ているでしょうか?とはいえ、そんな無限に効率化できるならだれも苦労はしないわけで、どこかで行き詰ってしまう事は見えている。だが、そこをさらに追及せよといった形の上司のプレッシ…