任せる側の意識

ここ何年かの「働き方改革」にはじまるずっと以前から、日本においては、「労働者側」の意識改革が行われ。まぁありていに言えば、「もっと効率よく働け」に集約されているものがほとんど。 だが、働く側、労働者サイドのみならず、実は本当に効果が上がるの…

「決める」癖

人生はすべて「決断」でできている。 勉強しよう。数学をするのか、英語をするのか? ご飯を食べよう。てんぷらを食べるのか、生姜焼きを食べるのか。 休憩しよう。お茶を飲むのか、コーヒーを飲むのか。 いやそもそも、もうあと少しでできるから、もう少し…

計画がないから

今の年金問題の根本は、そもそもこの数十年、政権政党が、「こうなることがわかっていながらも、根本対策を打ってこなかった事」に相違ない。…が、そんな過去のことをうだうだ文句を言っても今更時間を取り返せるものではない。 同時に、だから私たちの未来…

その向こう側の友達

今、隣の席に座っているのに、「スマホ」越しに情報交換をする友だち。 もちろん、離れた場所にいても、すぐ隣にいるときと同じようにコミュニケーションできる手段を得られているのは素晴らしい事ではある。 ただ思う。その「スマホの向こう」の友だちは、…

副業

30年ほど前までは、日本は、Japan as No.1などといって、世界に冠たるGDPを誇る経済大国だったわけだけれど。今や凋落度合いも甚だしい状況。 なので、名の知れた大企業ですら、副業を認め始めるところが出てきはじめている。いわば、本業だけでは今まで通り…

自己責任という

小泉政権のころから顕著に言われだした言葉として、自己責任論という言葉が記憶に残っている。誰もが国に頼りすぎることなく、それぞれができることを、それぞれに役割を果たして、人生を全うしてもらいたい。そんな期待が透けて見える。 だが「自己責任で」…

映画料金

ついこの前までは、一本1800円だと認識していたが、消費税増税を前に、また便乗値上げと言われないためにも、値上がりし始めている?1900円とか。 昔はあまりなかった割引サービス、レディースデイとか、シニア割引、学生割引、深夜割引等々もあるようだが、…

決めない、変われない

どうやら中年世代の引きこもり人口が、思った以上に大きいのではないかという事が問題になり始めている。別に当人に聞いたわけではないけれど、当人とて、なりたくて引きこもりになったのではないはずだ。時代やタイミングに翻弄された結果として、そうなら…

自慢のステップがなくなった世界

インターネットがなかった時代。それはいいかえれば、世界中の情報の入り口が、テレビや雑誌程度しかなく、非常に狭く、遅かった時代。であるからこそ、テレビをはじめとするメディアの情報は貴重で、皆がそれにかじりついていた時代。ただ入り口は非常に狭…

最終日

仕事柄、タクシーを使う場面も月に何度かある。 ある日のこと、とある駅からある場所までタクシーに乗った時、こんな運転手さんに出会った。今日でタクシーの運転手を辞めるのだ、と言う。 確かに見た目ではあるものの、年齢は高そうだ。聞くと、すでにどこ…

二度やらせてみる

自分でもそれほど実践はできていなかったのだが、たぶん、本当にこれをやることができていれば、効果てきめんではないかと考える学習の仕方がある。 小中高の試験。たいていの生徒は、テストの点数で一喜一憂するのが一般的だ。まぁテストを返して、答え合わ…

傾向

昨今の事件というか、ネット炎上の件を見てみても、似たような傾向、とらえ方によって、同一のパターンに見える事件が増えてきているような気がしている。 一つは、コンビニの24時間営業やドミナント戦略による、コンビニオーナーとコンビニ企業との対立。企…

安心へのプレリュード

職場で仕事をしている方に、お困りのことは何ですか?と聞くと、人手が足りないとか、時間が足りないとか、まぁこの手の愚痴が出るのが相場。 そこで、時々うかがってみる。 「余裕があれば、というなら、あとどのくらいの追加日程があれば、人数の追加があ…

信頼の揺らぎ

数学で扱われる内容で「ゲーム理論」というものがある。 その中での戦略の一つで、基本は相手を信じる。だが、一度相手から騙されたなら、やられたならやり返せ、という戦略の取り方がある。実際これが基本的かつ最も負けにくい戦略だということが、シミュレ…

分かる頃には

企業間競争は特に、ある企業が非常に伸びているなどとマスコミが取り上げ始めた時点で、すでに競合企業との差異は非常に大きくなっており、すでにどこも追いつけないほどに差が広がっていることが少なくない。そもそも「マスコミが取り上げている」状況の多…

立ち上がる時

育休を取った男性が、育休明けから間も無く、単身赴任を命ぜられた顛末が、はてブのエントリーに。 すでに、トヨタの社長や経団連のお歴々にいわれずとも、現場の人々は、とっくの昔に終身雇用など有名無実だという事を肌身に感じている。すでに実施されてい…

タクシーを使う

自動車業界があえいでいる。若者が自動車を持たなくなり始めて久しい。地方都市はともかく、関東近県、その他いわゆる中核都市など、鉄道網が整備されている都市においては、車がなくても生活が十分に満喫できる都市はたくさんあるからだ。ただでさえ安くこ…

余裕がない社会

なんらかの「ルール」が制定されると、そのルールの内側では、ルールギリギリまでは、ルールとしてOKの範囲だ。たいていギリギリのそこが一番恩恵を受けられるであろうおいしいところ。だが、そういうキワキワの部分は、危うさもはらむことが少なくない。だ…

外見とは、誰かの見た目である

年収が1千万円を超えていれば、都内に一戸建ての家を持っていれば、結婚して子供にも恵まれていれば、宝くじに当たれば…「幸せ」なのだろうか。 もちろん、そのどれも手にしていない人にとって、どれかがあるだけで「羨まし」くなるのはもちろんのこと。だが…

猪突猛進

バブル炸裂以降、すでに30年近くの年月が経ったにもかかわらず、日本の経済は少なくとも現場感覚では、ほとんど上向いていない雰囲気。 「いや、あの経済指標では良い数字が…」などと出ているところももちろんあるのは知っている。だが、すでにいくつかの経…

好きか嫌いか

小学生中学生のころにおいては、好きなモノが得意なモノである事は少なくないだろう。なぜなら、好きであるがゆえにそれにかける時間が尋常ではないことで、当然のように得意になる。得意になればさらに好きになる…。という好循環で、得意項目ができる人は多…

教えることはできても

教師とか講師とか、そうした誰かに何かを教えるような職業の人々は、その「知識」が求められるのは当然として、その立場としての「振る舞い」も、ある意味当たり前のように求められているところがある。 昔ほどではないけれど、教職は聖人君子たれ…とまでは…

競争させすぎてないですか

経済資本主義において、競い合う事、競争することにより、コストが下がったり、技術が進歩したりする…というのはよくわかる。そうして得られた様々な結果を、今我々は享受し、日々の生活において、30年前50年前にはなかった、利便性を謳歌しているのが現状。…

成果のキャンバス

あなたは、何で結果を残しますか? 会社に入って、最初はがむしゃらに仕事をする…というところから始まる人もいる。しかしだんだん仕事に慣れてくると、自分は何で評価されているのか、何で成果を表していくのか、そんなことが気になり始めてくる時期が来る…

効率化を問う割に

昨今の新入社員の皆さんは、結構英語ができたりする人がいると思うのだが。就活の際に、自分の得意なところをきちんと示せるようにするために、TOEICを受けて置く人も増えていると聞く。大卒として、いったい何点くらいを目安にすればよいのかは知らないけれ…

込み具合

東京都内の、美術館や博物館などで、様々な展示会が開催されることがあるけれど、特に目玉となるような人気の展示会は、それこそ行列ができるほどに人が並ぶことがある。 確かに見に行きたい、見てみたい。のだけれど、あまりに激込みの中にいると、人がいる…

不安というエネルギー

何か心配事があったり、不安があったりする。たとえば学生時代なら、あぁもう少しこっちを勉強しておくかとか、もう一度テキストを読んでおくか…といった準備不足による不安があるだろう。 こうした準備不足で定期試験の点数が芳しくないかもしれない不安に…

最高効率化はリスクを最大化する

すでに今年はシーズンを過ぎたが、日本の桜のシーズン…とほぼ同義語に当たるのが「ソメイヨシノの開花時期」だろう。他にも様々な桜の種類があるのだが、基本的に天気予報で扱われるのは「ソメイヨシノ」が多い。 だがこれもよく知られているように、ソメイ…

断捨離を支えているのは

一時期、日本において、断捨離だとか、モノを最小限にまで持たなくするといった形で、整理術がブームになった時期があった。一回どころではなく、こうしたムーブメントはたぶん、過去に何度も繰り返し繰り返しやってきていたと思う。 だがそもそも「断捨離」…

潤滑油

時にこんな人に出会う事がある。お店であれ仕事であれ、自分自身に非がなければ、組織的に非があったとしても、絶対に謝らない、謝りの言葉を口にすると死ぬんじゃないか、誤ることで自分が負けたと思っている人がいる。 けっしてそのすべてが良い、というつ…