真に受ける

このBlogをはじめから読んでいらっしゃる人はご存じのとおり、私は今再就職活動を日々続けている。まぁいろんな情報をあちこちで仕入れるわけだ。

 

その一つとしてこんなものがある。

昨今、新人であれ中途採用であれ、就職状況は厳しい。テレビで見ていると、新卒がエントリーシートを100社に出したがまだ採用が決まらない、といった状況をニュースで取り上げたりする。

会社によって違うのかもしれないとは思うが、ある会社のデータによると、新卒社員の場合、エントリーシートなどを提出してきたものを見たばあい、7割の確率で面接に進むのだという。ところがこれが中途採用になると、途端にその確率は2割弱に落ち込むという。言わば中途採用では、10人が応募して、“とりあえずお会いしてみたいかも”と思える者は2人。1人が10社に応募した場合、面接に進めるのは2社あるかないかということ。

 

厳しい。実に厳しい状況だ。中途採用の場合は職務経歴書をしっかりと絞って作り上げる重要性が説かれるわけだ。

 

 

しかし、上記はあくまで統計的に全データを処理した場合の話。なのでちょっと想像すれば誰もがわかることだけれど、仕事の需要のある職種はそれなりに確率は上がるだろうし、供給過多の職種では面接にまで至る確率はもっと低いのかもしれない。それらを全部混ぜ込んだ平均値が数値になって現れている。マスコミは極値をセンセーショナルに取り沙汰す。

 

現に私の友人で、3社に応募した結果、面接2件、内定1件という方もいる。面接通過率6割以上。私も面接通過率も2割ほどには悪くない状況で進んでいる。

 

たまたま探している職種の需要が高いというのは確かにあるのかもしれない。だが、せっかく転職するのだから、そうした狙い方も悪くはないんじゃないだろうか。

 

 

世間の相場、社会的認知…いや、マスコミが認知させたいレベルで動いている世界とは別の世界も存在する。それは社会の平均より良い場合もあれば、悪い場合もある。大切なのは自分の周りの世界を感じること。いい“波”を知ることかな。

いつもいつも“いい波に乗れる”という保証はどこにもない。でも、小さな波しか見込めないところなら、良い波が来そうな“浜”に移動して、再度波に乗りなおす挑戦をしてみるのもひとつの手かもしれない。

 

人生は思ったより短い。自分でいい波、探しに行こう。