使える人使えない人

インターネットがこれほどまでに広がった現在、技術や知識で得をすること、知らずに損をすることも増え始めた。

 

そもそも、ネット自体を使えない人。環境がない、というのは、今や言い訳でしかなくなりつつある。今どき、ガラケーでさえもネットにつながっている時代。つながっていないというのは要するに、ネットがどうなっているのか、何なのかを理解できない、理解しようとしない、理解したくない人たち。さすがにそれなしでは世界は回らなくなってきているということくらいは知っていたとしても、でも自分が直接使わなくてもなんとかなる、代わりの手段があるさくらいに考えている。

知らない世界は怖い世界。

 

ネットを使える、と思っている人。ここは多分ものすごく幅が広い。

ガラケーで十分に使えると思っている人。スマホでないともうやってらんないと思っている人。いやいや、スマホなんて画面が狭くて、今どきならタブレットでしょ。なーに言ってんの、やっぱパソコンだよパソコン。キーボードなしじゃ話になんない。

 

たぶんどのレベルであっても自分が利用している感があれば、とりあえずはいいかもね。むしろ、あぁ私はまだまだ使えていない…なんて気にする必要など何もない。自分が使いたいこと、やりたいことができていること自体が、使いこなしているということ。

もう一つ進めば、「あれもできないかな?」と、それをネットで探し出そうとし、さらに使い始めることができれば、大きな進歩。自分が使っていないサービスを誰かが使っているのを知って、えっ、それどうやればできる?というのと、へぇ、すごいのねぇ、難しい、という差かな。

 

 

使えていないと愚痴りながら、では何か新しい使い方を探しているか?といえば、別に自分では特に探さずに愚痴っているだけ。誰かが教えてくれるまで待っているだけ。自分から探しに行こうとはしない。情報を与えてもらえるのを待っている。

それでも世界が回る、まわっていると思い込めるなら、その人達はそれでもいいだろう。だって、愚痴りながらでも、困っていないのだから。本当に本当に困っているなら、死に物狂いで自分で何とかしようとするはずだから。

 

だとすると、実際には「使える人/使えない人」の差というのは、「使いたい人/使う必要のない人」の差なんじゃないのかな。