サインもしくは暗証番号
クレジットカードで買い物をする際は、これまでは普通に「サイン」を書いていた。が、昨今、お店の側で、暗証番号を簡易端末で打ち込む形のモノが増え始めたせいか、暗証番号入力を促されることが増えたような気がしている。そういう装置が安価に普及したというのもあるのだろう。でも日頃あまり使い慣れないカードの番号だと、正直不安がよぎることも。
暗証番号を求められるのは、別にクレジットカードだけじゃない。そもそも銀行のキャッシュカードが何枚かあったり、クレジットカードだって何枚かあったり。
さらにパスワードを含めると、ケータイのロック画面を解除するパスワードに始まり、メールのパスワード、ウェッブサービスのパスワードなどなど、いったいいくつのサービスのいくつのパスワードを覚えている必要があるのかと頭を抱える日々。
ある機会があって、ネットに関連するアイディーとパスワードが、一体いくつあるのかを書き出して数えてみたことがある。驚くなかれ、軽く50を超えていたことに愕然とした記憶がある。とても、すべてにユニークなパスワードを割り振るのは不可能で、どう考えてもいくつかは、同じようなものを使わざるを得ない状況が存在していることを目の当たりにする。
いや、同じものを使うことで危険性が増すなどというのはよくよく知っていること。だけれどさすがにこの数にもなれば、それも仕方がないだろうと思えてきてしまう。
みんなどうしているんだろうか?
紙に書いて担保しているんだろうか?
とてもじゃないけど、まともに覚えている人がいるとは思えない現状なんだけれど。
同じものを使うなというのは、分かるのだけれど、さて、本当にひとつとして同じものを使っていない人、というのがどれだけいるのか?とっても不思議で仕方がないのですよ。
ほら、私の街では数年前から免許証での本籍地などが記載されなくなって、装置を通して暗証番号で保護管理するようになったのだけれど、あの暗証番号、覚えてますか?他では使ってない数字ですか :)