静寂と喧噪

吸音室?無響室?と呼ぶのだろうか?部屋のすべての壁に、四角錐状のウレタンでできたような突起物が張り付けられているような、すべての音を吸収する部屋に入ったことがある。

普段なら小さくとも反射されて耳に入ってくるはずの反射音が、まったくしない。音源が発生する音が直接的に耳に届くもの以外は、すべて壁に吸収されてしまう。

なにか耳が詰まったような、息苦しいような感覚にさえ陥ってしまうその部屋。

いわゆる、音響測定などで使われるような部屋なのだけれど、何か落ち着かない、イライラする感覚を覚えた気がする。

 

全く物音ひとつしないというのは、実は集中するには不都合なのかもしれない。ノマドという言葉が一時期はやったりしたこともあったけれど、街中のカフェで、喫茶店で、パソコンをとりだして、おもむろにネットを徘徊したり、原稿を書いたりするということが取り上げられたりすることがある。たしかにカフェに行けばコンセントが用意されていたりもして、パソコンを広げてみたり、なにやらレポートを書いているように見える人がいる。

 

ちょっとしたカフェの喧騒、気にならない程度の音楽が流れているそんな中で、調べ物をしたり、作業をしたりする。

アプリにも、そんなノイズ音を人工的に発生させたり、カフェの雰囲気をつくりだしたりするものがある。

 

そして今、そんなアプリの効果を実感している :)