承認欲求

誰かに認めてもらいたいだけだろう。

私はここにいる。

刺激がほしいんだろう。命を懸けるほどじゃない。でもちょっとしたスリルを味わいたいんだ。

 

いわゆるお年寄りの万引きが増えていると聞く。

世帯収入に困っているという人もいるのだろうけれど、そうではない、いわゆる年金で十分な暮らしを過ごしている方であってさえ、そうだと聞く。

 

刺激がないのだろう。

周りとの接触もほとんどないのかもしれない。

周囲と隔絶され、ちやほやされることもなければ、声をかけられることもない。それこそ、ただ単に存在しているのみ。

 

 

存在意義を周りから与えられなければ生きていけないとするなら、自分から存在意義を獲得するしかない。しかし、その獲得の仕方がまずければ、悲しい事件にすらつながることもある。

 

今、実は人手不足だったり、知恵不足だという職場は少なくない。

実はそういうところで、正しい形で欲求が満たされることこそが、今この国に求められている一つのパワーの使い方なんじゃないだろうか?それを悪しき力に変換させて利用してはいけない。

 

いや、そういう形で人をマネジメントする力を持っている人、このあたりが少なすぎるから、おいそれと、うまく使える社会ができていないのかもしれないのかも。

目的が露骨すぎるんだろ。

そして、それじゃすぐに回らなくなるし。

うまく設定できる人を、今より増やすには。

うまくマネジメントできる人を、今より増やすには。