因果と相関

因果関係と相関関係は、ご存知のように違う物だ。

だが、簡単に原因の追及ができないようなところでは、そもそもそうなったという結果につながる直接的原因を探り出すことは難しい。であるが故に、相関関係から因果関係につながるものを探し出そうとすることも、もちろんある。

しかし、それはそれで単なる相関関係でしかない場合も少なくなく、根本原因を特定するにはほど遠い因子を選び出すこともある。

 

また、ほど遠くとも、それなりに因果が見つけ出せればまだましで、そもそも本来的には何の因果関係もないものであったとしても、たまたま同一時期にそれらが起きたことにより、その二つを並べてみる事で、一見、相関関係性を持つように見えてしまう事だって、もちろんある。

この場合は、追試や再試をしてみればたいていすぐに明白になるのだけれど、それすら行う事なく、そうしてみつけた似非相関関係を、因果関係のように扱うものが出る事さえある。

 

何らかの関係性を求めるそもそもの目的はなんだったのか?それこそがきちんと理解されているのか?見かけ上の手続きをしさえすれば、それで大丈夫だと思っていたりしやしないだろうか?

 

まったく、季節感もへったくれも、なにもないBlogだこと。

でもこれがたぶん、私のスタイル。


年が明けました。今年も考え続けることは、忘れないようにしたいな。