結果から見れば

アベノミクスで景気が良くなった…ように持ち上げているメディアもあるけれど、少なくとも私の周りにそのような雰囲気は、あまり漂っていない。少々高めのところでもいいとか、ちょっと贅沢を好むなんていう消費行動よりも、より良くより安くという傾向は、以前と何も変わらない。

であるからこそ少しもムダ金は使えず、失敗を恐れる。何等か問題を起し、もめて厄介になることを恐れる。

 

しかしある方はこうおっしゃっている。

「失敗はチャレンジの結果」

「もめごとはコミュニケーションの結果」

だと。

 

裏を返せば、失敗を恐れすぎると、チャレンジはできない。

もめごとに巻き込まれたくなければ、コミュニケーションは最小限に。

 

こうしてリスクを恐れすぎるあまり、チャレンジは減り、コミュニケーションは最小限になる。新しい事には挑まず、定番でのみ済ませる。コミュニケーションも最小の言葉数で済むやり方で、必要以上に語ることはない。

 

 

今や単身で都会住まい、仕事でも仕様書を元に黙々とソースコードを書いている、なんて人は、朝から晩まで多くの人に出会いながらも、誰とも口を利かずにコンビニでモノを買い、電車に乗り、会社に着き、仕事をして、家に帰ることができる時代。

 

まずは今まで選ばなかった商品を選んでみませんか?入ったことのないお店には行ってみませんか?いつもと違う挨拶をしてみませんか?少しは声を出してみませんか?

 

失敗?それは“失敗したこと”が恥ずかしいんじゃなくて、乗り越えなかったことが恥なんじゃないかな?だれだって失敗するんだから。

もめごと?それだって、これだけの人が日々行き交っているんだから、必ずどこかで起きること。世界の頂点に立ったところで、あなたにもめ事を吹っかけてくる人はいるんだろうから、逃げられると思う方が幻想だろう。

 

よく考えて受け入れないとね。