革新者の育て方

仕事が行き詰ったり、テクノロジーが行き詰ったり、ビジネスが行き詰ったり、発想が行き詰ったり…。そんな現状を打破しようと、さまざまな試行をしてみたりと、企業も個人も必死だったりする。

 

個人は置いておくとして、企業や組織が、あらたな取り組みをおこなって、自分たちの中から何とか新しいものを生み出そうとあえぐ。

 

しかし少し考える。

そもそも、企業や組織は、効率に効率化を重ねてきた組織。そもそもはみ出し者、その組織の考え方と違うものは、効率を乱す者、排除してきた者だ。そうした人たちを囲い込み続けられる組織状況、経済環境のうちならまだしも、ギリギリまでそぎ落とされ、ちょっとしたリスクも取れなくなっているような状況で、再びそういう試みをできるモノなのか?

そして、そもそも効率化を重ねてきた、その組織の考え方を押し付けてきた組織が、その組織の考え方をもってして、「新しい革新的アイデアを考え出す者」を選抜する仕組みを作る、その仕組みにOKを出すということの矛盾。

 

すでにそこからOKが出ている事自体が、新しい事ではないもののような気がする。いや、絶対に出てこないとまでは断言できない。なんでも突然変異というのはあるものだから。

 

でもね。