管理できる…と思ってますか?

物事が短期での成果を望み、シビアなコスト、スケジュールで動き始めている昨今。少しでも手綱を緩め、遅れが出ると、その完成は途端に難しくなる…と思われ、それらをきちんとマネジメントし、遅れを出さないように、リスクを踏まないように勧めていく。それゆえに、スケジュールはガッチリと管理し、少しの遅れもすぐに是正措置がかかる。

…と同時に、個々人には新しい改革する力が求められ、イノベーションを起せと迫られる。

 

そんな二律背反したような環境、可能だろうか?ガッチガチにマネジメントしようとしているその上で、さぁ改革せよ、イノベーションを起せよと迫って、そんなことができるんだろうか?

 

 

いや、ガッチリ管理する、監視することで確実に品物やサービスを作り出す、その意義もわかるし、効果もよく知っているつもりだ。であるがゆえに、その弊害もあり、きっちりとするがゆえにそこからブレたこと、外れたことをしないことこそが、確実に仕上げる事になっていたりする。

反面、今までにない事をするから革新でありイノベーションであり。そうした外れたことをすることが、なんの悪い影響も及ぼさず、すべて良い方向でのみ成果を上げるなどというのは無理だ。神業だろう。

 

時にそれを部分的には管理、部分的には放任として扱うことで、その両方を求めたりする場もあるようだけれど、さて、それはどのくらいのタームで切り替えているんだろう?○時間?○日?○週間?すくなくとも管理者のマインドだってそうそう簡単には変わらないだろうし、労働者階級も疑心暗鬼の部分もあって、うまく動き出すには時間がかかるんじゃないだろうか?

 

私がイメージするのは、どんなに短くとも四半期、できれば半期くらいのタームでそうした切り替えが行われない限りうまく働かないのではないか?と想像するのだけれど。無茶ですか?無理ですか?もうそこまで出来る余裕はないですか?