悩まないということ

日々、さまざまなことに悩まされる毎日。

明日の服は何を着ようか?このパンツに合わせるジャケットはどうしよう?…といったことから、お昼は何を食べようか?プレゼントは何にしよう?ビジネスなら、先方への返事をどうかこうか?プレゼン資料のまとめはどのようにすればいいのか?等々、悩まないことは何もないといっても過言ではないくらい。

 

 

では、何も悩まないということはどういうことなのか?

 

それはきっと、何も気にしていないということでは?間違っていようが嫌われようが、成績が下がろうが気にしない。自分の考えていることがすべて自分にとって正しい事。ほんとうにそれがその当人によって幸せだと思えるのなら、もしかするとそれでもいいのかもしれないけれど、もしそうでないとするなら?

 

 

悩むことは考えること。逆に言えば、悩むことがなければ考えることすら必要ない。やることは決まっている。でも考えれば、何か新しい事に気が付いたり、今までと違うことが、新しい世界が広がったりするはずだ。

 

話は飛ぶけれど、石ノ森章太郎氏の作品は、まずほとんどの場合、悩むヒーローが出てくる。悪の手先に作られた正義の見方が、自分の立場に悩んだりするヒーローがたくさん。(そういう意味で、石ノ森氏が亡くなった後の仮面ライダーシリーズが、若干路線が変わっているような気がしないでもないのだが。)

 

川内泰範氏の特撮原作も、そういった苦悩を抱えた設定が多い。川内泰範って誰?というかた、森進一氏のおふくろさん騒動の相手だと言えば記憶に新しいだろうか?

作品としては、月光仮面レインボーマン、ダイヤモンドアイなどが知られている。

 

悩むということは、自分における最適解を見つける場合と、自分のみならず、自分を含めた周りの最適解を見つけようとする場合がある。

少なくとも何も悩みがなければ、多くの場合、自分事のみに目がいっていることがほとんど。

 

悩もう。そして考えよう。必要ならそれを周りに打ち明け、周りを巻き込んで最適化できるチャンスがある。Plan-Do-Check-Act で、PDCAとか言われるけど、そこまでできる前段階で、Think-Act。考えて、動く。考える“だけ”じゃダメだし、考えずに行動する“だけ”でもダメだし。考えて動く。動いてもう一度考える。停滞していてもしょうがない。止まりそうになったら、もう一歩だけ前へ。