あなたの普通は

朝起きる。この季節は気持ちのいい季節。新緑が満ち溢れ、さまざまな花も色づき始める。そんな中を、早朝ランニング、なんていう方もいらっしゃるだろう。その方にとっての日常の始まり。

朝食前に軽くランニング。自宅の周りを1キロとか、公園の外周を2キロといった方が多いのかもしれない。準備運動をしてゴー。所要時間は、準備運動その他を含めて30分?1時間?歩くより少し早目の速度で、身体を痛めないように。そんな人が多いとは思う。

 

でも人によってはこういう人もいるかもしれない。朝のランニングに掛ける時間的にはあまり差はない。けれど、自宅周りを1キロどころではなく、ちょっと5キロ。それもスピードはキロ当たり3分ちょっと!これはアスリートのスピードだ。素人ランニングでは無理。しかし5キロ、16分から17分くらい。アスリートクラスの走りをしているこの人にとってはもしかすると楽なスピード、楽な距離。時間的にも朝のランニングにはちょうど良い感じ。この人にとっては普通。

 

自分で日々行っている事は、自分にとっては「普通」だ。しかしそれが他の人にとってはどうなのか?という視点を持たなければ、極端に言えばそこに仕事の意識は芽生えてこないのかもしれない。それができることは、そこまでの情報の蓄積に裏付けられているからできているのかもしれない。それができるのは、手先が器用であるからこそできているかもしれない。それができるのは、その瞬間瞬間において適切な判断、適切な語句が選択できているからこそそれができているかもしれない。

しかし、それはその人にとっては普通。それに仕事としての誇りを持っている人は、その難しさや技術を「他の人の視点」として持っているからかもしれない。

 

あなたの普通は、他の人にとってはどうなのか?もしも他の人にとってもおなじなら、単なる「普通」。しかしそうではなかったら、それこそがあなたの売りであり、あなたの特徴。アピールすべきはそこになるのではないだろうか?

子供のころらな、そうした部分は親や周りの人が見つけてくれた。でも大人になればそうした視点は、多くの場合、自分で見つける必要がある。そして見つけようとすれば、たいていの人がいくつか持っていたりするもの。

 

あなたの「普通」はなんですか?