行動するために

指示待ちはヤバイよ、なんて言われることがある。新人研修などでもきっと教わることだろう。

新入社員と言われても、はや3ヶ月がすぎた。研修付けだった毎日かもしれないけれど、徐々に職場に配属され、仕事を覚えろとせっつかれはじめているんじゃないだろうか。

行動するためには、ただむやみに体を動かせばよい、と言うのではないことは言うまでもない。となると、何のために行動するか、がわかっているのが大前提。その場を理解し、その次を予想し、どのような形になっていなければならないかをわかっていた上で、現状と理想のギャップを埋めるための行動をとる必要がある。

直接そのような行動を取れない場合、さて、どのような道具を使えば、どのような手法を使えば、目的の値に最も近づけることができるのか?そのためには道具にどのようなものがあるのかを知っていなければならないし、道具の使い方もわかっていなければならない。正しい場面で、正しい道具を選択できるからこそ、最短で進めることができる適応手法が使えることになる。

そのためには事前に知っておかなければならない。学んでおかなければならない。

学ぶと言うことはリスクを提言することでもあり、選択肢の幅を広げることでもある。知っていたから取れた行動、知らなければ取れなかった行動の例をあげれば、いくらでも出てくるだろう。

自分を守るために、自分を伸ばすために。今できなかったことでも、3ヵ月後、1年後の自分ならできるかもしれない。体力的には衰え始めたとしても、それを知力でカバーすることもできるかもしれない。代わりは利かないと「思い込むこと」が選択肢を狭め、モチベーションを下げる。