ちょっとした心掛けひとつ

新しいメンバーが既存のチームに入るのは、いろいろな意味で抵抗があるのがふつう。良くわかっているリーダーなら、その新たに加わるメンバーを、きちんと既存のみんなに紹介して、スムーズな受け入れを促す。

大した手間ではない。3分時間を取り、新しいメンバーの役割をリーダーが明言して周知する。しかしたったそれだけのことでさえ、できていないリーダーが何と多い事か。

 

「次のミーティングの時に、自分で自己紹介しといて…」
全部当人に押し付ける、そんな人を何度か見たことがある。それではうまくいかない。いや、よほど当人にソーシャルスキルがある場合は別かもしれないが、なかなかそれでも軌道に乗せるのは時間がかかる。そもそも誰が認めたのか、権威づけしたのか、そうした役割がきちんと伝わってこそ、既存のメンバーからするとあぁそうですかとなるところ。それを自分一人で切り開けと言われても、それでうまくいけば当人には大きな自信になるかもしれないが、そもそもその当人含め、既存のメンバーにも少なからぬ心理的負担がかかるのは否めず。

 

リーダーが忙しいのは良くわかる。が、それにかまけて全員分の負担、ひいてはチーム全体に与える負担と自分の時間とを鑑みて、さてどちらを優先するのが全体として効率アップたるかを“冷静に”判断するのがリーダーのはずで

 


と、今更ながら過去のプロジェクトを振り返ってみたりする日々。
いえ、あの時のあの経験、いろいろ語らせていただいております。(笑)