8掛け

私の感覚に過ぎないが、現代に生きる先進国の人々にとっては、科学技術や栄養管理の点、さらに周りの社会構造から考えて、相対的に昔の8掛け程度の速度で進んでいるのではないか?と感じている。

よりわかりやすく言えば、「現代の20歳」は、8掛けで、「昔の16歳」に匹敵。「現代の40歳」とは、「昔で言う32歳」程度ではないかということ。
であるため、逆に考えれば、「昔の20歳」とは「今の25歳程度」。「昔の40歳(不惑)」とは「今の50歳」…。

 

そもそも社会構造が複雑になり、やる事、覚えることがたくさん。決断に迷うことは日常茶飯事。昔に比べて栄養価は高く、衛生的設備も完備された現代において、身体は昔以上に発達しているけれど、そもそも脳がついて来ているのか?体験が追い付いているのか?そんなことを考えると、20歳で「成人式」なんて言われても、すでに働いていればまだしも、学生気分が抜けない御仁にとっては、単なるイベントにすぎないといった色合いはないだろうか?

教育審議会的なところで、いろんな見直しも入ったりしているけれど、まぁこういう見直しは、なかなか今日言って明日には変わる、という事にはならないでしょうけれど。

 

ただしこいつにはもう一つおまけがあって、「昔の60歳」を換算すると「今の75歳」になるということにも。
まぁそうやって徐々に年金は引き上げられていく運命にありそうな…。