マネタイズの方法

こんなコンテンツのことをここしばらく考えていて思いついたことがある。

 

たとえばPodcast
最近なら、番組として放送し、その後一部が直後にPodcastになったりする。またいていは無料だ。
直近なら無料だが、ビジネスモデルとして、1週間後以後からは有料になったりする、というサイトも出始めている。どれだけマネタイズに成功しているのかを知りたいところだが、ある種のノウハウの塊だろう。そうそうは出てきそうにない。

 

しかしこれ、「逆」はないんだろうか?
直近なら有料だが、1週間後以後は無料。
こうすることにより、コンテンツにおいても「時間を金で買う」という手法が導入されることになる。

少し話は飛ぶけれど、ネットで展開されているゲーム。課金しなくてもできるが、課金するともっと楽にできますよ、というあれだ。
課金しないと、1日にできるコマンド数が限られたり、1回に操作できるオブジェクトの数が制限されたりする。しかし課金することによりそれら制限が取り払われ、一気に、素早く次の面、次のシーンへと繰り出すことができる。
これ、「時間を金で買う」典型ではないだろうか?そして、そうすることで、本人が楽しんでいたり、場合によっては友人と競い合っていたりもする。
「あそこどうやって解いた?」
という、コンテクストシェアのネタとして。

とするなら、Podcastのようなコンテンツにおいても、すぐに聞き返したいならお金を払ってください。でもいずれ無料にします。そこまで待てるのならどうぞ。という手はあるのではないだろうか?

そもそも、本当に欲しいコンテンツ、見たい、聞きたいコンテンツは、いずれ無償化される運命にある、それが現代のネット社会。それをビジネスルールで少し加速するのは、流れに逆らうわけでもなく、非常に素直ではないかと思うのだが。