無駄を省くには

会社で、職場で、人員が削減されて、仕事量が増えて、みんなパンパンで回っている。ただでさえ忙しかった職場なのに、派遣社員が切られて、その上「仕事を効率よく」という建前の下に、残業がほとんど認められなかったりする。

ノー残業デーが設定されていると言えば聞こえはいいが、場合によっては、残業が認められない日…という捉え方もできなくはない。デフレがあたりまえになった社会で横行しだしたそんなやり方。

 

でもこれは、要するに「成果とは何か?」という大前提が定義されていない、上司もわからず、部下もどこまでやっていいのかよく理解せぬまま進んでいた時代の産物ではないだろうか?
ここまでやればOK、ということが前提で約束できていれば、否が応でも「終了」は分かるはず。だが、それさえも超えて、さらにおもてなしの心…などと言う言葉で強化されて、残業を強いられたりもする。

 

どうすれば終わりになる?何ができれば終了なの?その出来上がるモノのクオリティはどうやって測るの?昔なら、明文化せずともコンセンサスの一致度が高かったのかもしれない。でも、ニッチな市場を狙おうと思えば、その繊細さ、深さをきちんと共有できていなければ、とうぜん「出来上がり」とすべき終了条件が変わる。
これからのマネジメントは、そうしたことを理解できる、指示できる人がなるべきだとおもうのだけれど、皆さんの上司はいかがですか?