これはなくても

タブレットが売れ始めるようになり、PCの売れ行きが落ちているとも聞く。

それまでPCは抵抗があった人も、タブレットなら、直接指で触っての操作なら、なんとか行けそうかな?と購入の意思を示してみたりもする。
しかしやっぱりWiFiの知識等々がなければ設定ができないとか、思ったスピードが出ないなどなど、まだまだハードルは高かったりもする。

 

そんな難関を超えて購入に至った暁には、さぁ使うぞ!という新しいものを手にしたときの喜びがみちる。あれもやってみよう、これも試してみようと、本を見ながら、手順書と首っ引きで操作してみる。
でも、すべてがうまくいくとは限らず、うまくいかないこともある。なんでー?どうしてー?など、せっかく高い買い物をしたのに使えない不満が募る。


ところで、本当にみなさん「搭載されているすべての機能」など、使いこなせるということを前提に購入を検討しているんだろうか?もしそうなら、使いこなしきれないモノはムダ金を払っていることになる。ほんとうにそんな基準だろうか?

もう一つ別の考え方もある。自分がやりたい事がまず前提にあり、それを実現できる機種を購入するという買い方だ。PCにせよ、タブレットにせよ、ある意味こちらが推奨されている。

「“自分がしたいこと”が実現できる機能」がいくらで、という基準。これに納得できれば、購入した際でも確認を取るのは簡単だし、学ぶべきことも多岐には至ることは少ない。
しかし「“搭載されている機能”を使う事」がいくらで、となった瞬間に、その機器の“元を取る”のは結構大変になる。そしてかなりの学習をし、使い切れない機能が一つでもあると、とたんに高価なものを購入したという後悔の念が走る。


あなたは何か新しい家電製品を購入する際に、こう思ったことはないだろうか?
「あぁ、こんな機能はいらない。これがなくて、あと3000円安ければ、即決なんだけど」
こういう思いがイメージできていれば、そもそもあなたの欲しい機能が絞られていると言う事。こんな機能、あんな機能はいらないのに、と思うイメージができていれば、裏を返せばやりたいことが見えている証拠ではないだろうか。

 

ただ最近、根本的に欲しいものが、なかなか出てこないこと、が、悩みなんだけれど。あきらめが先に立っているのか、欲望がなくなっているのか…。