どっちもどっち

Web上の記事を読んでいると、できる社員になるために、といった記事もあれば、こんな上司になりたい/なりたくない、といった記事までさまざま。


たとえばこんなもの。

できる社員になるためには、ホウレンソウを欠かすな。もちろん、報告、連絡、相談のホウレンソウのこと。

 

一方こんな上司にはなりたくないという記事では、物事を決めない、責任を現場に押し付けないなどと言う記事が並ぶ。

 

しかしこういう記事が書かれていると言う事は、多分多くの現実は、これとは違うのではないだろうか。部下がなかなか報告してくれない。欲しい情報が上がってこない…と愚痴る上司。いろいろ情報を上げているのに、あの情報はないのか、このデータを持ってこいと、なかなか決断しない…と愚痴る部下。

 

こんな特集は、たぶん○年周期でビジネス雑誌に掲載されているもの。いつの世においても、よほどドラスティックな変化が起きない限りは変化はあり得ない。
どこで変えるか、どうやって変えるか、どちらが変わるか、どちらも変わるか。
変化点は何か、どこに変わるか…。考えていても仕方がないし、議論してもしょうがない。まずは明文化し、図示し、低くとも落としどころのポイントを設ける事。そして、それを徐々に上げていくしかない。その限界点で上司の力量もわかり、部下の能力も明確になる。

それを受け入れるかどうかは、明示されてからでも遅くない。