なにをもって
あなたは何をもって幸福だと思っていますか?
子供と遊んでいる時ですか?お金が貯まった時ですか?スポーツで勝利したときですか?仕事でやり切った後のビールの一口目?おいしい料理を食べた時ですか?
何でもいいのだけれど、さて、何のために働いているのか、何のために日々生活しているのか。日々給料を稼ぐのに精いっぱい…と言う人も少なくないだろうけれど、そういう人でも、家に帰って、テレビを見ながら笑うことだってあるんじゃないだろうか?
それはお金をかけないと得られない幸せだろうか?お金など必要ないだろうか?
いや、お金があったとしても得られない幸せなのかもしれない。それを持っているだろうか?
ならお金は何のために稼ぐんだろう?生活するため?
そもそも生活するためにはいくらかかるか認識しているだろうか?自分の、自分の家族の生活のためには、最低いくらかかるのか?これを知っていると、最下限が見えてくる。無駄に苦労する必要はないし、残業を多くすることも必要ないかもしれない。
自分の譲れないラインを知るのは重要なことだ。絶対にそれ以上後ろに引けないところがわかっていれば、無駄に戦ったり無駄にエネルギーを使う必要がなくなる。
その上で、自分の幸せをどう構築するのかを考えられれば、より穏やかに生きることができるんじゃないだろうか?
私は自分の最低ラインを知ることができた瞬間から、とても楽に生きられるようになった気がしている。幸いその最低ラインよりは少しだけ高いところで生活させてもらえているので、それに応じた楽しみも味わえるし、分相応というのもレベルを想像しやすい。
何をもって幸せなのか、そしてそれができる状態にあるのか。まず自分の状態を知ることから始めてみてはどうだろう?ご存じならいいのだけれど。