目の前の事、その先の事
たとえばカメラを手にすることができたら、これからは写真が撮れることを喜ぶというのが普通の事。
しかしこれを、「写真を撮る道具」として認識してしまうと、ほんとうに単なる撮影する道具になってしまう。カメラマンが手にするカメラと、単なる旅行者が手にするカメラとで、それら「道具」が全く同じものであったとしても、撮れる物、そこに写っている物が違ってくる。
それは、すぐにできる事にしかフォーカスしていないのか、それともそのずっと先まで見通したうえで行動しているのかに影響される。
一般的にはそれは目的と呼ばれる。何のためにそんなことを考えるのか。なんのためにそれを使うのか。その場その場では小さなアクションであったとしても、大きな設計図があった上でのそのワンアクションと、なんのまとまりもない上でのワンアクションとでは、出来上がってくるモノが違う。
単に目の前の事にしかフォーカスしないのではなく、その先にあること、それらがトータルとして描き出す事がイメージできているのといないのとでは、結果として大きな差ができる。
だから、そういう夢や未来への希望がないといけないんだけど。