問いを立てる力

学校では、解を模索する能力を徹底的に授けられる。答えは?答えは?正しい答えは?テストで、実習で、覚えているか、実践できるか、徹底的に突き詰められる。

あんなパターンは、こんな事例では、どうやって解を出すのか、どの解放が使えるのかを、できる限り早く、そして必要なら今までにない技術を開発してでもそれを解く。


これまで発展していなかった領域、分野、地域、会社においてはそれでもいいかもしれない。けれど、さてそこにどんな解くべき問題が横たわっているのかを見つける方法を意識している人は少ない。

いや、解くべき問いがない、のではなく、それに向き合う姿勢がないというか、すでにややこしい問いしか残されていないというべきかもしれない。
でも、それこそが「問い」のはず。ややこしい問いと言うのは、たいてい簡単な問いが数多く絡み合っている場合がほとんどで、それらを一つずつ解いていったり、場合によっては同時に複数を解決する必要性に駆られたり。そうした「複数の簡単な問い」に分解する力、簡単な問いに立て直せる力が求められている。

 

利害関係が複雑になった今だからこそ、そういうことを学ぶには、どこで学べるのか、何を学ぶべきなのか。
今の仕事が、少しでも協力できてるといいな。