嫌われるリスクを取る

本のタイトルになるくらい、今の世の中?今の日本では、嫌われることが怖がられているらしい。日頃の振る舞いに気を使い、ちょっとした言動にも気を付ける。

形の上では互いに気を使いながらの集団が出来上がるが、しかしそれは決してチームではない。相手の出方を極度に気にして、逆らわないように、意見に齟齬がないように言動を調整する。


「嫌われる」というのは何が起きるかわからない、不測の事態を引き起こしかねない。まさにリスクだ。世の中一般で言えば、リスクを取りなさいと言われることはよくあるわけだけれど、それは、リスクに匹敵するか、もしくはそれ以上のリターンが期待されるからだろう。そんなリターンがないなら、それこそ注ぎ込んだエネルギー以上の何かが返ってくると期待できないなら、そんなリスクはとりたくない、すなわち、嫌われたくなどないだろう。

 

嫌われるリスクを取るとするなら、それを上回るリターンやなにかが想像できたり、意思がなければやらないんじゃないかな。