楽しい理由

学ぶのが嫌いだと言う人がいる。それは興味がわかないから、面白いと思わないから、やっている意味が分からないからなど、理由はさまざまだろう。

理由が分からないけれど、学ぶ人がいる。理由が分からないと言うよりも、たぶん「楽しい」からだろう。サッカーの練習をしたり、ゴルフの練習をしたりするのは、生きるために学ぶというのではなく、楽しみのために、より楽しくできるために、うまくなりたいと学ぶ。

 

ということで、さまざまな情報/内容を、頑張って楽しい形にしようとあっちこっちで努力が進む。必死でエンターテインメントの形に変えていこうとする。

もちろん、悪い事じゃない、楽しいを動機にして得られた情報を元に、そっちにどんどん踏み込んで人が進化するのは悪くない。

 

ただ、時間だけは有限だ。人間には一人について、たかだか90年ほどの時間が与えられているだけだ。それをどう使って学ぶか、どう使って楽しむか、どうなりたいのか。学ぶことが楽しければそれもひとつ。学んだことで楽しい境地に到達することを目的にするのもいい。

多くの人が「その境地に達したか」とおもったら、いやもっと言えば「もうこれでいいや」と思ったら、そこで止まる。到達点が近すぎたり、到達してしまったら、そこで止まる。

 

それを必死で止まらないように、まだやることがある、楽しい事があるとして必死で牽引して成長させ続けよう、させ続けられると考える。

でも別に万人がそう思う必要がないというのも考え方。いやいや、どんどんより良い方向に発展させ続けようというのも考え方。