想像でしかないけれど

若い人よりも、中高年の方が態度が悪いんじゃないか?そう言われてみてみると、確かにそういう場面も見た記憶がある。

若者の、若さゆえの傍若無人な振る舞いもあるかもしれないが、歳を重ねたというだけで、偉く扱え、俺がお客だなどと大きな態度を示そうとする。

私はこれこそ、もしかすると二極化した一部の弊害なのではないか?と感じてしまうことがある。

 

中高年ともなれば、そこまでの人生の中でさまざまな経験を積み、さまざまに蓄積してきたものもあるだろう。場合によっては資産を増やしてきた人もあれば、仁徳を得てきた人もあるかもしれない。
しかしここ20年ほどは特にデフレ経済下。以前なら、社会全体の景気が上向くことで、みんながそれなりに富むことができた世界だったかもしれないが、そうでない中では一部は富み、一部は富まざる結果になったということもあるだろう。
若者の場合、そもそもそこまで個人で社会と対峙してきた期間は長くない。親の経済下での影響はあるだろうけれど、総じてそうした差はまださほど大きく出にくい。
しかし大人の場合は、自分のそれまでの社会人人生の結果そのものが今につながっている。これに振り落とされていたら、ちょっとした事にも当たりたくもなるのかもしれない。

 

すでに決着がつき、ここから数年間は現政権で社会が回っていく。これでどのような経済になりえるのか、どのような社会構造に組み替えられるのか、そしてそれは今とどのように変わっていくのか。自分も振り落とされないようにしがみつくので必死なのだけれど。