自分一人だけで陥らない

誰かと話す機会を持てるのは、それだけでありがたい。

「ありがたい」というよりも「有り難い」だろう。

 

とくに、きちんと聞いてくれる、きちんと共感し、きちんと評価し、サジェスチョンまで与えてくれる人となればなおさらだ。

「リーダー」と名がついたり、「責任者」などとなると、なんとなく自分が引っ張って行かなければ、自分がしっかりしなければとなって、いろいろ考えることも増えてくる。と同時に、本当にこれでいいのか?他にもっといい方法はないのかと、不安になることも多い。

「リーダー」などと名がついていても、「さらにその上の人」に相談している人の方が多いんじゃないだろうか?そうした指南役がいる場合は、ある意味気が楽だ。

 

でも、誰にも聞けない、そうした相談相手すらいない時。必死で勉強するか、いい加減にこれでいいと進めるか。人によって対応は様々。

 

そんな時、第三者でもいい、だれかご意見番がいてくれると、それはそれで有り難いものだ。責任も何もない第三者だけれど、「その人に向かって話をすることで、自分の話が整理される」ことが少なくない。

結局自分で解決していたりする。解は自分の中にあったりする。それを、チョンと指で後押ししてくれるそんな人。そのきっかけをもらえるだけで、何かが回りだすことがある。

 

自分一人ではまり込まないために、自分だけの擁護に走らないために、話を聞いてくれる誰かがいる。

それは、何物にも代えがたい大きな宝物。