変えたいのなら自分から?

人を変えるより自分が変われという。

一理あるんだろう。
 
が、こればかりを言っていると、要は自分の主張の強い奴は置いておいて、防衛的自己ばかりが成長する世界にならないだろうか?
そして現実、今みんなの行動は、防衛的になっており、それ自体が人とのつながりを細くしていないだろうか?
 
周りの事を考えてくれる人ばかりではない。自分の事しか考えない者もいる。そうした人も変えないのか、変えられないのか?
やみくもに、自分にだけ向いていればいいと言う事ではないことは分かっている人にはわかっているだろう。でも、それが分からない人もいる。
 
ことわざなどで、全く逆の意味を持つものが共に今に残っているのはまさにこのことで。どちらの意も重要。どちらも自分の都合のいい時に都合のいい理解を選択するのではなく、時に応じて自分で考えるために存在し続けているもの。
だとするなら、「自分から変わる」ことも、そして時においては「誰かを変える」ことだって重要なはず。いつもいつも「自分が変わる」事にのみ引きこもる必要はないはずじゃないのか。
 
外向きのアプローチ、最初っからあきらめるのは、あきらめすぎじゃないの?