目に見えないものに満足できるには

おいしい料理が山ほど出ても、「うわぁ、すごくおいしそうだけれど、こんなには食べられないよ」と限界の感覚が分かる。視覚的な量や、重さとしての量は、これまで人間は感覚的に捉えてきたし、自分の身体感覚と密接に関連している。

 

ところが昨今、感覚的にとらえられない量が増えているらしい。それは、通信量やデータのサイズの話だ。

子供のころ、「ヘクタール」や「アール」という単位が良くわからなくて間違った記憶があるのだけれど、どうやら今の60代以上の方々の結構な人数の方々にとってそれは、KB(キロバイト)、MB(メガバイト)、GB(ギガバイト)、TB(テラバイト)などと言う通信量、データ量の単位は、ほとんどイメージがわかないようだ。

「キロ」まではいいのだろう。それはメートル、キロメートルの範囲で扱っている。が、キロメートルの上は1000倍してメガメートルとは言ってこなかったこともあり、データでのメガ、ギガ…といった感覚がつかめていないようなのだ。

 

しかし昨今のパソコンはもちろん、スマートホン、タブレット、そしてデジタル写真においては、コンテンツがギガ単位、ストレージも、ギガ、テラ単位になりつつある。この感覚が全くないので、入るのか入らないのか?あとどのくらい余裕があるのかもうギリギリなのかが分かっていない人が少なくない。

 

結果、ストレージがパンパンで全然入らない人もいれば、ストレージがスカスカで全然使いきれない量を無駄に持っている人も多くいたりする。

 

今の時代、どこで学ぶのが適切なのかな。