届けたい人には届かない
「その意識」が高い人は、自らそういう情報を探し、そういうイベントに参加し、ワークショップで意識を高める。
でも「その意識」が低い人、そもそもそういう意識すらない人は、そんなイベントやワークショップの存在すら意識に上らない。
多くの場合、そういう「意識していない人」に意識してもらえるようにならないと、そういう人々は増えない。意識の高い人は増えていかない。
だから、意識のない人が簡単に参加したり、簡単に理解したりすることを目的とした「場」が多く開催される。そうした無料の会が準備される。
しかし残念ながら、そういう会に参加してくるのは、「意識のある人」であり、それ以外の人には、意識に上らない。
…という堂々巡りで、初心者向けの会が増える。すそ野を広げるための内容を理解しやすい(裏を返せば、意識高い系には価値の薄い)場が増え続ける。
いっそのこと、もっと真逆に振って、意識高い系がガッツリと学べる場をしっかりと準備し、より尖ったプロフェッショナルとして成り立つことが可能な先進的な人々をそろえる方に広げてみてはどうなのか?
中間層の人口を増やす事という戦略から、優れた小数をしっかりと生み出してスーパーエキスパートの力が社会に普及する戦略をとる…と言う方に、ひっくり返らないかなぁ。
と、あることを経験して思ってみたこと。