情報発信の戦略
すでに暖かい日が日ごとに増え、桜の開花も普通に聞こえてくるようになってきた。
新入学の季節、桜の季節。
…
と言われているけれど、さて、「桜が咲く季節」に、入学式等の式典が迎えられる地域は、いったいどのくらいあるのだろうか?
裏を取ったわけではないけれど、これは想像するに、そもそも何十年も前に東京という地域が事実上の情報発信基地になったこと、マスメディアの発達とともに、「東京発信の情報」が「日本のスタンダード」というイメージが刷り込まれることとなったことに端を発するのではないだろうか?
当然ながら、その東京の季節感とずれる地方では、入学式の時には桜が散ってしまっていたり、いやいやまだ咲いていませんよという地域が普通に存在するだろう。
しかし今やインターネットの時代。大きな企業に限らず、一個人でも情報発信をすることが簡単にできる時代。…とすると、当然、地方からの情報が潤沢に出てもいいはずだ。
ただし、そこで考えるべきは、そうした情報を、どのように、誰に伝えるか、何のために伝えるか…といった作戦がきちんと立てられている事。情報発信戦略、地方からのコミュニケーション戦略があった上で、それに即して情報を出す。効果を測定し、来期への教訓として経験値を積んでいく。
…ってできる人が、そもそも地方には不足しているのかなぁ。できないわけではないはずなんだけれど。
…というここも、一地方。