終わるとなったら

何かのサービスが終了したり、使っていた列車が改正でなくなったり、何かのビルがなくなったり、お店が閉店したりする「ことになる」と、みんなが殺到してくる。

 

「終わると寂しくなりますね」

「家族でよく使っていたんです」

「毎日いつも使ってたお店なんです、不便になるなぁ」

 

でも、そうした終了の多くは、今のニーズにこたえきれなくなって来ているから。改正されて、より大きなお店になったりする場合は、大規模リニューアルなんてこともあるけれど、そもそも採算が取れないから廃止になる、というサービスもある。

 

使われていなかった。採算が取れなかった。

でも、それを維持し続けるだけの費用を考えると、それはやはり厳しい。であれば、既得権として続けるよりも、全体最適としての検討が入るのも当然。

 

終わるとなればさびしい。でも、本当にさびしいと思うなら、それは「終わりが決まる前」に対策を打つしかない。終わりが決まってから何かを言っても、それは遅きに失している。それを想像できるか、手を打てるか、決断し行動できるか。

見ているだけ、意見するだけでは足りない。