時間パッケージ

みなさんの自宅と職場とは近いだろうか?関東地方なら、まぁざっくりと、自宅から職場まで1時間、なんていう捉え方もありそうだ。それより近ければ、結構近いですね、とか。

 

会社でミーティングを組む際、これも慣れによるかもしれないが、まぁ1時間をめどに組むことが少なくないんじゃないかな。前の会議の退避/次の会議の準備時間が考慮されて、会議と会議の間は15分のインターバルを置く、なんてのもルール化されているところもあると聞く。

 

映画も、子供向けに2時間映画はまずないだろう。たいていが90分程度、少し長くて100分モノも。子供が集中できる時間と言う事も考慮されているらしい。

これが大人向けになるとだいたい2時間、120分。大作で、なかなか切れなくて2時間10分、15分となることもある。が、実はこれ、上映サイドからはあまり喜ばれなかったりする。それは、1日に何回転回せるか?という回数、客の入りに直結するからだ。

要するに、2時間映画なら朝9時から上映開始して、入れ替え時間なども考慮して5回回せるのか、4回しか回せないか。これで儲けが25%の違いが出るとなるとかなりデカい。最近は徐々にレイトショーなどの実施も拡大してきているけれど、同時に深夜割引もあるからやはり同じことか。

 

新幹線が新たに開通した土地は、当初は結構盛り上がるけれど、すぐに忘れられるという宿命もはらむ。一時の盛り上がりではなく、ずっとその路線が繁盛して、乗降客数、人の流れが増えることが望まれるわけだが。ついこの間は日本海だ、北陸だと言っていても、あっという間に次の土地に話題が移る。

昔は普通に3時間かかっていた東京-大阪間もいまではぐっと早まって2時間ちょっと。これが実に映画とマッチする時間。最近だとポータブルDVDプレーヤーを持ち込んでいたり、PCで映画を見ている人もときどき見かける。唯一めんどくさいのが検札なんだけど、あれどうにかならないのかなぁ。いまや乗降時に自動で読み取りできてもよさそうなものだけれど。

 

時間は一塊のパッケージ。学校なら授業一つが45分だったり50分だったり。大学なら90分が一つの単位としてまわる。

これ、自分でもそうすればいいはずで。もっと短くてもいい。たとえば30分。テレビを見るなら30分単位。本を読むのもこの30分。子供だって、30分だけしっかり集中して宿題をしなさい、とすれば分かりやすい。いつまでもずっと拘束されるから、終わりが分からないから、できるだけ早く、隙あらば逃げ出したくなる。早く終えたくなる。

 

終わりを先に明確に、パッケージでとらえる。

まぁ、だからこそダラダラとミーティングが延びちまってはいけないわけで。

そもそも、このミーティング、誰が何を決める場でしたっけ?