何がしたい?

AとBの間において「差が縮まる」とは?

それはAにBが追いついた状態。
 
ただし、ここには3つのシチュエーションがあって、
■AもBも頑張っていて、でも「Bの頑張り」が「Aのそれ」を上回っていたので、最終的に追いついた、というもの
■Bだけが頑張り、Aはサボっていた、すなわち、「Aはとどまってしまっていた」、というもの
■Aがズルズルと落ちていった、すなわち、「Bは特に何もしていない」のに、「Aが勝手に後退していった」というもの
 
このどれもが、AとBだけにフォーカスして説明する内容として、最初の文章になる。
 
しかし現実はというと、そのAとBのみならず、それらを取り巻くさまざまな環境の中において、という文脈で捉えるべき必要がある場合がほとんど。であるため、さらにその周りに視点を広げて、その事象を捉える必要が出てくる。変数は無限に広がり、どこから手を付けるべきか、まともに考えていては手が出せなくなることもある。
 
と、周りの環境に対してというファクターが入ることで、話のバリエーションが格段に増える。それを、単純にとらえて分かったつもりになりたがる。
 
そう、「分かりたい」のですよ、私を含めてすべての人が。たとえ完全な正解ではないとしても、何とかわかったつもりになりたい。そのために、さまざまな微小な事象をネグって、近似してでも理解したい。
そうして、少しでもわかったつもりで一歩先に進みたい。がむしゃらではなく、無限に選べるその中の、せめて確実な因子を持つ方へ進みたい。
その意思があるうちはまだ大丈夫。…なんだけど、さて、最近、がむしゃらの人や組織を良く見かけるんですよ。
 
どこへ行きたいの?