寿命

寿命と言ってもいろんな寿命があるわけで、虫の寿命や鳥の寿命、魚の寿命に、人間の寿命。

スキルだって寿命がある。

 

たとえば、自転車に乗れるスキル。この寿命は結構長かったりしないか?というのも、超絶技巧を駆使して乗る必要はなく、普通に二輪をペダルをこいでコントロールできればいい。子供の頃に身に付けたこの感覚は、しばらく使っていなくとも、必要な時には引き出せたりする。


自動車免許もそれに近い気がする。より巨大かつ複雑なメカを扱うので若干の違いはあるが、それでもそれなりに感覚を思い出して操作することができたりする。

要は、その「勘所」がきちんと身体に、頭に、しみつけられたか?ということかと。

 

と考えると、仕事のスキル、ビジネスのスキルは?というと、いや自分は営業だから、自分は事務職だから、自分はエンジニアだからとそれぞれに違いもあるかもしれないけれど、もしかすると共通する部分もあるわけで。その「勘所」がきちんと体得できている人は、次の職場に行っても、そうそう「道」を外さずに「運転」ができることに。

けれど、「勘所」を意識せずに何年、と、流れや惰性で仕事をしてきた人、その会社のブランドで仕事をしてきたような人は、そこから離れると大変なことに。

 

寿命の長いスキルをいかに身に着けるか…ですなぁ。

で、世間ではてっとり早く「語学」が取り引き合いに出されるわけですが、もっとほかにもあるでしょ?ここも考えようよ。みんながやってるスキルは、相対価値低いんだから…。