死ぬまで働き続けるには

どうも年金システムはまともに働かなくなるだろうと言われて早うん十年。

そろそろ、「定年退職したあとは、年金だけでゆうゆう暮らし」の夢は、本当に捨てたほうがよさそうだ。
 
お話変わって就職戦線。すでに内定をもらえている人もいるのかな。
この就職。だけど「死ぬまでこの仕事一筋で」、という意思で就職先を選んでいる人は、どのくらいいるのか?
 
そう考えると、どこかで緩やかに仕事を変えていくか、立場を変えていくかなど、なんらかのキャリアシフト、キャリアチェンジがいずれ必要になるのは、自明のこと。
もちろん、何も変わらずにそのまま行く人もいれば、流されているだけでうまく泳ぎ切る人生というひとも、いるにはいる。
だがそういう人は(いままでは多かったのかもしれないが)多分これからはごく少数に。とすると、日本人の就職タイミングの現在のピークでもある20代そこそこで、30年、40年先の仕事のことなんて考えている人、いるだろうか?それってけっこうやばくないだろうか?と。
 
 
だからこそ、「就職」は、「大学3年4年時の就職活動」で決して終わりではなく、その後も折に触れて考えておく、準備しておかなきゃいけないし、自分の実力を磨き続けなければならない。
ただ、その後のそれは、もしかすると最初のスキルとは違うモノになるかもしれない。もちろん途中で身につけたモノでも、なんら問題はない。ただ、その都度その都度振り返り、何を磨くのか、何を新たに持つのか、もしくは何を捨てていくのかを選別する必要に迫られる。
 
いや、多くの皆さんのように、学んだことが次々に身につく方ならまだしも、キャパシティが小さな私は、結果的に、あれも、これも捨てざるを得なかったというものがいくつもある。そのかわりに別のモノを得たところももちろんあるのだが。
 
だから何でもいいと思っている。その時代に、そしてその次の時代に使えるモノ、使えるコト。それを考え続けていないと、探し続け、磨き続けていくこと。
 
もちろん、最初のモノにしがみつき続けるというのも一つの手だ。そこでのエキスパートになるのだって一つの選択肢なのだから。
人生いろいろ。選択肢もいろいろ。