総論各論

社会は発展していく必要がある。もちろんだ。どんどん便利になってほしいし、どんどん安くていいものが出るに越したことはない。

そうしたいい面は我々に波及してもらいたい、どんどん。

 

でも、今我々が享受している、いや今我々がやっているやりかたには、口を出してもらいたくないんだ。今困っている事ならともかく、今うまく行っていることを、わざわざやり方を変えさせようとしないでほしい。より便利になる?いや、それは我々には必要ないから。

 

総論賛成、各論反対の意味なんて、多分そんなところ。自分は変わりたくないということをかっこよく言ったに過ぎないと思っている。

 

どこを全体と見るのか、そしてその中で、いつも自分は多数派、メジャーの派閥に入っている…という前提が崩れた途端に、各論反対になる。

 

結果、しなやかに変われるモノのみが生き残る。

しなやかに、穏やかに。

変わることが嫌になった時。それが、緩やかな死の始まり。