論理が得意な人

論理的な試行が得意な人がいる。

話をしていると、言葉の端々にその一端が垣間見えて、いわゆる「頭良さそう感」がプンプン。

印象としては、数学が得意とか、そこから派生して理系の人、とイメージしている人が少なくないように思う。だから、論理的は理系…と思い込んでいる方々、いないだろうか?

 

とあるところで、とある文系の人と話をしたことがある(一応私はしがない理系出身)。この方の話の展開が、実に明確。なぜそこでそう考えるか、分界点はどこなのか、可能性をどう考えるか、リスクにどう対処していくのか。実にわかりやすい。実に飲み込みやすい。スキマ、抜けがまず見当たらない。

 

この方、弁護士の方だった。解釈としては法律文をどのように解釈するかというところで、判例に基づいたりと、のりしろが残っているところがあるモノの、それ以外のところではなんと理路整然としてわかりやすい事かと。

 

であるがゆえに、法解釈にかんしても、過去の判例を積み上げることで、徐々にそののりしろの幅が決まる。いくら言い換えても、違う言葉を駆使しようと、のりしろの幅が勝手に増えることはない。

 

とは言え、人の心はうつろうもの。法を前に、ゆらゆら揺れる場合には、そもそも論に立ち返った方がいいかもしれない。実はそもそもの点で合意が取れていなければ、その上の議論での結果など、なんの意味もないのだから。