評価は絶対…

「承認してほしい」が社会に蔓延している。自分に自信がない。だから誰かに認めてほしい。

と、自分の上司、先輩などに認めてもらおうと頑張ったりもする。が、なかなか評価が出ない、認めてもらえない。となると、自分は価値がないのかな…

 

な、わけがない。

 

「そこ」での評価は確かに「今の評価」かもしれない。

けれど、「そこ」では評価に値しない価値観、仕事、作業は、当然ながらそこでは評価され難い。

しかし、他のところでは、「そこ」では評価されなかったことが、価値を持つことがある。

 

言うなれば、価値はこんな感じだろう。かりにそこでの評価ポイントが5つあるとすれば、

 「バリュー」= A x (20%) + B x (20%) + C x (20%) + D x (20%) + E x (20%)

と思い込んでいる事があるだろう。だが現実には

 「バリュー」= A x (5%) + B x (0%) + C x (80%) + D x (10%) + E x (5%)

などと重みづけが偏っていたりすることは当然あり得る話。

 

自分の得意な分野がAだとして、いくらそれを伸ばしたところで今のところではそれはなかなか大きく伸びてこない。いくら頑張っても評価されてこない。

ところが、何かの拍子に、全く違うところであなたが評価されるチャンスがあるとしたら、そこでは

 「バリュー」= A x (5%) + B x (0%) + C x (80%) + D x (10%) + E x (5%)

ではなく

 「バリュー」= A x (50%) + B x (0%) + C x (10%) + D x (0%) + E x (0%) + F x (40%)

ということもありえる。

全く今までの評価基準になかった項目がFとして出てくる可能性さえある。それは自分で気づいていたとしても、そうでなくとも。

 

それを、自分で気づけるなら、そちらに動くのも一つ。それを、誰かに見つけてもらうためにどこか違う世界に身をゆだねていくのも一つ。結果として、自分が得意な項目に重み付けをしてくれる場所へ移動していく。もしくは、そうした項目をいつでも使えるように磨き続けていく。

たぶん、これからの世の中は、そういう力の磨き方が必要になってきているんじゃないかな。