世間は関係性で
仕事は、本当に成果が出てくるのか?品質は大丈夫か?と思っている相手に頼むよりも、少しでもなにかかかわりのある、聞いたことのあるところに頼りたいところ。
それは、聞いたことがあるブランドだったり、以前見たことがある会社だったり、どこかで聞いた名前だったりと、どこかに信頼できる何かをフックに、そこを信じてお願いをする。
一度頼んで、あぁ、大丈夫だとわかると、次からもそこに頼む。というのは、新たなリスクを取るよりも、安心感、安全性を取りたいから。
人を増やしたい会社が今増えている。が、厳選して社員を探すも、なかなかお目当てのスペックの社員候補に巡り合えなかったりする。取ったはいいけれどあっという間に辞めてしまう人も少なくない。
大企業ならいいだろう。応募する側がわんさと来るので「上澄み」を掬えばいいじゃないか…と思いがちだが、けっこう会社との相性もある。本当に「ピタッ!」とはまる人と、なんとなく互いに我慢しながらというのが見え隠れしながら仕事をしている人と。
そこも相手との関係性。完璧が見つかるまで取らなければいつしか終わってしまう。より良い人をより早く見つける。どこかで妥協する。互いに擦り合わせる。そういうスキルを持った人、イメージの人を確保する。
ただどうなんだろう。どこの企業に行ったとしても、たとえブラックとは言われていない企業においても、非常に社員が酷使される現在。雇われる方も「次は前よりもより良いところへ」などという思いをもって彷徨ったりする。
どこへ行っても大して変わらない。
誰かに変えてもらおうと思ったところで、待っていたって始まらない。
自分から、関係性を変えていかないと。
自分から、環境を変革させていかないと。