練習を好きに

「もう宿題はしたのか?」

子供のころに言われた人、今、子供に向かって言っている人、少なくないだろう。

 

しかしその「指示の出し方」は、「宿題をすることがゴール」になっていないだろうか。だとすると、受け止める方はきっとこう理解する。

「“宿題”をすればいいんでしょ!」

 

そうではないことは言うまでもなく。親の立場、教える立場からすると、そうじゃないんだよ、どうしてそれが分からないんだとジリジリ。 

 

これが、その先の未来を想像できるような指示ができれば、もしかすると少し対応が変わってくるかもしれないんじゃないだろうか。

「これを今やるとね、次にはこうなって、こうなるよ。どう?やりたい?」

 

なかなか状況に応じて、適切な未来を想像させるのは難しいかもしれない。 が、ガミガミ言うだけで、たいして実行できない、イライラする状況があるなら、言い方を少し工夫してみるのも手ではないだろうか?

なにより、もしこうして「宿題が好きになる」とか「練習が好きになる」習慣ができれば、これほど向上する可能性を高めるものはない。

 

そう、その場限りの「宿題」とか「練習」をさせたいのではなく、将来にわたって、自ら学び続ける習慣、練習の習慣を持ってもらう事こそが大切な事のはず。

 

いかにそれを実践できるか。いかにそれを実践させるか。

学ぶって、きっと楽しいことのはず。

本当に楽しい事を知ることができることほど、幸せなはずなんだけれどね。