分かってる、劣ってる

わかっていることは素晴らしい?

わからないことは劣っている?

これ自体がヤバイくないか。
 
確かに、分かっている事自体に価値があることはたくさんある。でもそれ以前に、「それをわかっているかどうかすら良くわかっていない人」、多くないですか?
違う言い方をしよう。「知っているつもりの知らない人」が多くないですか?
 
昨今は誰もがスマホを持ち、ググレカスと言われる前に検索に走る。そして先頭3項目に目を通し、あぁ、こういう事ねとわかった風にその場をやり過ごす。
もちろん、それで対処できる場面もあるだろうけれど、「常に」それでやり過ごしているだけだと何も成長しないし、分からないまま。
 
だから、「知っているつもりで知らない事こそが、劣っている事」ではないかと。
知らないことは劣っていない、それは学ぶ機会がそこにある、これからそこを駆け上がるチャンスでもある。が、「知っているつもりの知らない事」はそこから学ぶ機会が遠ざかる。成長を奪っていることに。
 
成長をやめると言うのは、たくさんの知っているつもりに紛れる事。そして知らなくてもいいやとあきらめる事。
なんで?が無くなった環境の未来は、そこで終焉を迎える。