「明日以降、ご自分で解約ください」
携帯電話関係で、料金がどうのとお上が口を挟んでいるのを見て、いったいこの国はどうなっているのだろうと不思議に思える今日この頃。
これだけ携帯電話が普及している時代、多くの人が機種やサービス会社の切り替えを、一度くらいは経験されているだろう。
新しい機種に乗り換えたり、古いサービス体系から、新しいものに乗り換える。
その際、
「えー、このサービスに入るには、これとこれに入っていただくこととなっています。いや、実際は明日以降、いつ解約していただいても結構なんですが、ご自身でやっていただく必要があるんです…。」
こんな口上を聞いたことのある人、多いのではないだろうか?
ユーザーの事を考えている行動、サービスとはとても言えず。
明らかに、万が一以上の確率で、解約の仕方がわからない、解約方法がわからない人からのお金をかすめ取ろうという意図がはっきりと見てとれる。ほったらかしになっているところからお金を取り続けて収益を上げる、と言う企業、サービス。まさに人の特性に乗じた「うまい」商売と言うべきか。それとも、そんなものこそ認めてはいけないというべきか。
滴のようにしたたる微々たるお金も、数が増えれば大きな額に。そんな形で掠め取る商売ばかりがはびこる。だから、皆は無料に群がり始めたり。
これは、そのサービス、モノの価値を、正しく値付けできない、利用者の側にも一員はあるのかねぇ。価値を認めたらそれを支払うことは、他人のためではなく、まわりまわって自分の価値を認めてもらうためでもあるはずなのだけれど。
こんなblogひとつで世間が変わるわけはないとは知りながら。