軸を作りに

年末年始の休暇中、インターステラーを見た。その中で、こんなセリフまわしがあった。

ズボンを買うのでさえ、ウエストサイズと股下の長さの2つで評価するのに、なぜ(テストの点数という)1つの軸だけで人を評価しようとするのか、と
 
学生時代はテストテスト。やっと社会人になれた(テストとはおさらばだ!)となったところで、やはり競争の世界。なにかの評価を軸に、誰かと比べられることは常にある。ただし、そうして明確に評価軸として設定されている以外の、2本目や3本目の軸は、ある意味自分で設定できる。…と、自分で気づけるか、それに向けて動けるかどうか。
 
それは、「今の」世間様の軸では全く評価されない軸であるかもしれない。が、であればこそ、違う方向へと伸びていく力の指標でもある。
これを「何」に取るのか。
 
例えばよくあるのは、学力と別に語学力を磨いたり。もうそう言う意味では、「英語力」というのは、ある意味共通視されている2本目。なら3本目ということで中国語に手を出したり、ドイツ語やフランス語に力を入れたり。
プログラミング能力というのも軸の一つかもしれない。別に大きな機械を操作せよ、ロケットを打ち上げよというほど大それたものでなくていい。小さなところでは、Excelのマクロだって立派なプログラミングだ。それを軸にする気があるのかどうなのか?
 
ここ10年くらいは認められてきつつはあるものの、それでもまだ下に見られる「オタク」という力。別にアニメに限らず、狭くて深い専門性がどこにつながるか、いつ役立つかなどわからない。それをずっと持ち続け、磨き続ける事。
 
自分の軸を持て。そしてそれを「つなぐ」ということ。
コネクティングドットって、そういう意味だと思っている。