ちょっとだけ上の

自分と同じレベルのグループは、居心地がいい。

もう少し正確には、同じレベルのグループの中で、上から2番目くらいが居心地がいい。その中では上位であり、でも時々1番目から刺激を受ける。

 

でも普通は、そういう「生ぬるい環境」では刺激が足りなくなる。

そこに加入直後は、新しいグループ、と言うだけで刺激はあるかもしれないが、それにも慣れてくるとなかなかそこから先に伸びていかない。
 
自分の実力よりちょっと上のグループ。
これに加入すると、新しいに加えて、自分よりレベルが高い、追いつけるか?というのがストレスになる。が、ストレスは言い換えれば刺激でもある。それによって徐々に耐性を獲得できれば、自分の実力が上がってきていることが実感できたりもする。
だから、ちょっとだけ上のグループへと徐々に上がることは自分を成長させること。
 
だけれど、この「ちょっとだけ上」というのが難しい。
実力として到底ついていけない「上」に入ってしまえば、それは単についていけないだけで、克服できないストレスにさいなまれる。「上」と言っても、努力して超えられる程度のハードルの高さになっていることが重用。
 
と考えると、点数で表したり、○級、○段というのは、非常に合理的な考え方。ただし、その「段差」が適切な段差かどうかは、良く練られている分野や組織に依ったりするので、皆がみんなに適切では無く、なかなか越えられないある壁があることも少なくない。
 
それがないならば、自分で「ハードル」を設定するしかない。
「超えられる」設定ではなく、「ちょっと努力しないと越えられない」設定を。

それがわからないなら、段階を小さめに、たくさん設定すること。ただしこれは、次々とクリアーしていくスピードと、やり続ける継続性が肝心で。