点数か、合格か

すでに受験シーズンもほぼ終わりだろうか。

受かった人、落ちた人、お疲れ様でした。

特に若者。受かったことで安心したところで、その後にもさまざまな試験はあるもの。それで安心しちゃいけない。

同じく、失敗した若者。なーに、今それひとつ落ちたところで、人生なんかまだまだ逆転できるチャンスはあるモノ。それで「すべての人生」が決まるわけじゃない。次のチャンスをつかむべく、努力すべし。その年齢の1年なんて、いい経験であり、引け目に感じる必要は何もない。

 

ところで、そうした白黒がはっきり出る受験/試験だけれど、さて、その意義はなんだろうか?

たとえば、受験。それに受かって合格なのか不合格なのか?それこそが大切ならば、点数はどうでもいいはず。受かればいいのだ。なのにそれをやいのやいの言う大人が居たりする。

うるせー!「点数取ったけど合格できなかった」ら、褒めてくれるのか!

 

逆に、点数自体が大切なものがある。たとえばここ20年でのし上がってきたTOEIC。これは受かるためではなく、点数自体が大切な指標。

もちろん、開催回によって問題のばらつきがあり、それによる影響も無くはないだろう。だからこそ「偏差値」という考え方もあったり、それらを勘案してTOEICなどは問題を調整しているとも聞く。

 

点数か、合格か。

大切なのはどちらなのか。

 

どちらか一つ欠けても、文句を言う人が多いのもよく見かけるシーン。

でも、どちらにフォーカスしているかは、当の本人は、しっかりと刻んでおくべき。

それが小さいけれども、目的と目標の違いでもある。