何に不安なのか

老後が不安…な日本人はたくさんいて。それこそ、年金資金の一部運用を、株式投資で運用するといったあたりから雲行きは非常に怪しくなり。

政府がだましだまし年金運用を国民に開示する以上に、国民は一人一人「俺の世代まではまだ…」と夢を見たいと願っている状態。

 
でも本当に老後大丈夫か?お金が足りるのか?という不安は、どこか心の片隅にあるひとが大半。
そこでよく考えてみよう。
「老後に本当にお金が足りなくなる」
という算段の不安というよりも、
「ほんとうに足りないのか、足りなくなりはしないのか、がわからなくて不安」
というのは、意味が大きく違うのではないか。
 
何に対して不安を抱いているのか?
不安の種がわかったうえで、それを解消する方向に動くべき。
 
最悪なのは、足りなくなるのかどうかがわからなくて、とりあえず貯めとけ、と、貯める必要がない人までもが溜め込んでいることで、日々の生活レベルを落としていたり、経済が停滞することこそが悲惨な状況を生み出す。
 
とは言え、退職後までに十分な資金を各自で用意しましょう、と言ったところで、子育てにかかる費用、さらに非正規と正規の格差など問題は山積。
 
でも、それでも「何が不安なのか」は確認した方がいい。
分からない不安ほど対処の対象が漠然としすぎているモノはない。
不安のモトを理解する、問題設定を間違うと、いつまでも、無駄な悩みを抱えてしまうことになるのだから。