その問題は課題か?

このタイトルでピンときた人は、もう読み飛ばしてほしい(笑)。

 
問題と、課題と、リスク。
このある意味微妙な違いを、正しくイメージできている人は、案外少ないんじゃないだろうか?
 
問題はまさに「問題」。社会問題や、政治問題など様々。ただし多くの「問題」は、自分には直接関係ないことがある。それは私の問題ではない、ということ。
 
私の問題、私が何か解決しなければいけない事、それが「課題」。私として解くべき問題が「課題」だからこそ、解決しないと前へ進めなかったり、大きな障害になっていたりする。解くべき私の目の前に横たわるモノ、だ。
裏を返せば、確かにそれは一般的問題ではあるが、私の観点からすると今は置いておいても良い、というものは、課題ではないわけだ。
 
リスクはまた違う。
それは、これから先に起きるかもしれない事。だからもしかすると、起きないかもしれない。当然、いまはおきてもいない、不確実なことだ。だから今それを解決することはできない。ただし、不確実な事(たいていは、それが起こると不利益を被る事がほとんどだから)起こりにくくするためになんらか対策は、今すぐ打つことがある。でもこれは問題そのものをなんとかするのではなく、将来自分の問題、課題になりそうな可能性を低減させることがほとんど。課題になる前に可能性を低減する事を行うのがリスク対応であり、想像したリスクが起きてしまった事象に対応するのとは一味違う。この違いをスッと飲み込めない人もいるのだが。
 
問題、課題、リスク。
ゴッチャにしがちだが、考え方が違う、対処の仕方が違う。
さて、その目の前のものは、何かなぁ〜。