素直に考えちゃダメ?

経済がボロボロな状況が、世界中をぐるぐる巡っている。

 
世界が、これ以上のお金を必要としていないように見えるのに、各通貨管理国は、無理に投入して強制的にインフレを起こさせようと必死だ。
 
他方、お金が足りない人々がいる。印刷したり造幣したりした通貨は、万人にばらまかれているわけではない。俗に「ヘリコプターマネー」などとも言われるが、それとてなかなか「本当に欲しい人」には届かなかったりする。
 
日本では、以前にもまして、世代間格差も厳しい状況になりつつある。
正規と非正規社員といった格差も生まれつつある。
 
それは、実力としての差ももちろんあったのかもしれないが、運で振り分けられた人もごまんといるだろう。時代に翻弄された結果、と言うのもあるかもしれない。
一言で言うと、適材適所の力学が、正しく働いていない事。流動性が高くないことも一つの要因だろう。
 
一方で、世界の長者数十人程度の資産が、世界の人口の下半分(数十億人)の総資産と匹敵しているという。正直、「意味」が分からない。そんなに手にして、何をしたいのか?
 
これが、たとえば世界トップの資産家1000人の資産の10%を、下位50%の人口に均等に配分されているだけでも、もう少し安全な社会、安心できる社会になったりしないものか?
何が「正しい」かはわからない。努力した分は、見返りもほしくなる。なので全員均等がいいとは言わないが、正しく「配分されていない事」を是正するだけで、社会も、経済も安定するのでは?
…と考えると、要するに、一つの国の中で、複数の国家間において、政治がまともに機能していない、本来地球の全人口が期待する行動がなされず、欲望の拡大力に加担しているという事か。(そもそも、共通のコンセンサス、などと言う事自体、夢なのだろうけれど)

そして、かつてそういう均衡を打破したのが、少なからず「戦争」であったことを、思い出しておくべきではないか。