年と年目

3年と3年目。

別に3でも5でもいいのだが、「年」と「年目」には1年の差がある。

 

3年だとすると、一般的にはここまでまる3年やってきた時間。

だが、3年目だとすると、ここまでに経過した時間は、2年とちょっぴり。

 

少しでも早く祝いたいのか、

「ようやくn年目になりました!」

と、「(n-1)年+1日」たったところで発言されることがいかに多い事か。

(2年+1日で、3年目突入とか、4年+1日で、5年目に入ったとか…)

 

少しでも数を多く言いたい、業績を上げた証としたい、なんてのがその背景に入っている雰囲気も見え隠れする。いかにもと言う気がしないでもないけれど。

 

必至で数を数えているうちは、そもそもその数にはまだまだ意味がないんだろうな。

必至で数を数えなくなるくらい時間がたった時、もしくは、数が分からないくらいその物事に集中していた時こそ、その経過した時間に価値が出てくる。

ま、没頭するくらい一生懸命やれや、ってことですかね。